本記事ではペット栄養管理士が、キャットフードの選び方を解説します。注意すべきポイントや、実際利用したおすすめのプレミアムキャットフードも紹介するので、内容を確認してみてください。
キャットフードを選ぶ際に確認すべきポイント
キャットフードを選ぶ際は、総合栄養食である、主原材料の記載が明確である、体内合成できない成分が入っている、危険な合成添加物が入っていない、年齢に適しているかを確認することがポイントです。
それぞれ詳細を説明するので、内容を確認してみてください。
総合栄養食を選ぶ
キャットフードを選ぶ際、「総合栄養食」を選ぶことが一番重要なポイントです。
総合栄養食は、AAFCO(米国資料検査官協会)のガイドラインに沿って決められた、ペットフード公正取引協議会の定める、栄養価の条件が満たされたペットフードを指します。水とフードのみで完全な栄養を補給することができるため、猫の成長や生活環境に合わせた最適な栄養素を摂取することが可能です。キャットフードの総合栄養食は、主にドライフード、ウエットフードがあり、猫の嗜好や食事量などの用途によって使い分けすることが重要です。
間食、治療食、その他の目的食など、嗜好性を高めるフードや、治療目的など必要に応じて使用するフードもあるため、毎日の食事は、必ず表示を確認し、原材料や適正年齢、体重に合わせた給餌量、保管方法を守りましょう。
主原料の記載が明確なフードを選ぶ
主原材料の記載が明確のフードを選ぶことで、猫にとって適切な栄養成分を補給することが可能です。
肉食動物である猫のフードの特徴は、動物性たんぱく質を主原材料に使用していること、穀物が主原材料でないことが挙げられます。それぞれ詳細を解説します。
動物性たんぱく質26%以上であること
主原材料に動物性たんぱく質が豊富に含まれているフードを選びましょう。
AAFCOの栄養基準では最小たんぱく質必要量を26%と定めています。肉食動物である猫が糖質よりもたんぱく質を多く必要とする理由は、人や犬の雑食動物と違い、肝臓でアミノ酸からグルコースを産生してエネルギーを作る糖新生が活性化しているからです。
また、猫の必須アミノ酸の1つであるタウリンが、動物性たんぱく質からしか摂取できないため、肉や魚を主原材料にしたフードが最適になります。
タウリンは抗酸化、浸透圧の調整を行うアミノ酸で、猫は体内合成することができません。欠乏すると不足すると白内障や網膜萎縮が起こり失明する可能性や拡張型心筋症を起こすことがあるため注意が必要です。
穀物でかさましされていないこと
穀物でかさましされていないキャットフードを選びましょう。
猫は米や小麦などの穀物を消化するのが苦手な動物です。消化不良を起こしてしまい、上手くエネルギー源として利用することができません。
穀物アレルギーがない場合、完全に穀物を除去したフードを選択する必要はありませんが、猫のエネルギー源になる動物性たんぱく質の割合を多くするために、穀物の量が少ないフードを選択するのがおすすめです。近年は、健康志向の高まりで、人の食事同様にキャットフードでもグレインフリーの商品が多く販売されているので、利用してみるのも良いでしょう。
特に安価なキャットフードには、かさましの目的で穀物が多く使用されていることが多くあり、猫の食に適していない場合があるので注意しましょう。
体内合成できないビタミン・ミネラルが入ったフードを選ぶ
猫には体内で合成できないビタミン・ミネラルがあります。生きていくうえで必要な栄養素であるため、食事での摂取が重要です。
具体的に体内で生成できないビタミンやミネラルは以下のとおりです。
主な注意すべきビタミン
栄養素 | 説明 |
---|---|
ビタミンA(レチノール) | カロテンなどのプロビタミンAからレチノールに変換できないため、レチノールの添加が必要 |
ビタミンD | 体内で合成できないので添加が必要 |
ナイアシン | ナイアシンの合成効率が低いので添加が必要 |
ビタミンB1(チアミン) | 生魚に含まれるチアミナーゼにより分解されるので注意が必要 |
主な注意すべきミネラル
栄養素 | 説明 |
---|---|
カルシウム | 子猫用フードで添加が必要 |
マグネシウム | たんぱく質やリンの割合が多いとマグネシウムの吸収を妨げることがあるので、高たんぱく食のフードには添加が必要 |
カルシウムは、成猫フードに比べ子猫用フードで多く添加されていますが、カルシウムの過剰添加は膀胱結石になりやすいため注意が必要です。また、リンが多く含まれる肉類(特にレバーやかつお節)を与えすぎると、カルシウム欠乏とリン過剰が起きやすいため、カルシウム:リン=2∼1:1になるよう調整されたフードを選びましょう。
総合栄養食の場合、決められた基準を満たしたフードになっているため、ビタミン・ミネラルの添加は必要がありません。手作り食を与える場合には、サプリメントを使用したり、ビタミン・ミネラルが多く含まれている食材を使用したりと、欠乏、過剰がないよう工夫しましょう。
合成添加物が使用されていないフードを選ぶ
猫にとって有害な添加物を理解し、必ず含まれていないか確認しましょう。
人工的な合成添加物は、使用する際の基準値が定められており、上限を超えた使用では、猫にとって有害な場合があります。
ペットフードの場合、「ペットフード安全法」によって使用できる添加物が定められています。しかし、新しく作られた添加物やペットフードに使用した経歴がないものには規定がなく、添加物として使用されている可能性があるため注意が必要です。
特に猫にとって危険な添加物は、保湿剤として使用されるプロピレングリコールです。犬のセミモイストフードで利用することができますが、猫の場合は赤血球が減少し、貧血や嘔吐を起こす可能性があるため、使用は禁止されています。
年齢に合わせた栄養価のフードを選ぶ
猫のライフステージに合わせた栄養管理も必要です。離乳食が終わった後から去勢避妊手術を行う1歳までの子猫期、活動量が活発で生き生きと生活をする7歳くらいまでの成猫期、関節や消化能力が衰え始める高齢期に分けて解説をしていきます。
栄養価が高い「子猫用フード」
子猫のフードは、最も成長する時期のため、より栄養価の高い、高たんぱく質のフードを選択しましょう。
子猫の時期は1歳になるまでの期間で、体重にして20∼40倍ほど成長します。猫の成長の早さは人よりも早く、子猫の時期の食事が健康な体を作るために何よりも重要なポイントです。離乳食開始からの食事は少量でもたんぱく質や脂質が豊富で、十分なエネルギーが摂取できるものを選択しましょう。
AAFCOでは、子猫のたんぱく質量を30%以上にすることを基準としています。子猫用フードを利用して、必須アミノ酸や脂肪酸、吸収を助けるビタミン、骨や筋肉を作るミネラルなど必要な栄養素がバランス良く添加されているものを与えましょう。
食べムラや誤食も多い時期でもあるため、完食できているか確認するようにしてください。子猫の時期はできるだけフードのみを与え、おやつなどの間食は控えることをおすすめします。
子猫はたくさんの量を食べることができないため、おやつや間食といった総合栄養食以外でお腹を満たしてしまうと、十分な栄養を補給することが難しくなります。必要な量をしっかりと計測し、1日5回程度の頻回食で与えるようにしましょう。
栄養バランスを考えた「成猫用フード」
成猫のフードは、健康を維持できるように栄養バランスが考えられたフードを選択しましょう。
1歳を過ぎた時期からシニア期に入るまでは、維持期と呼ばれ、バランスの良い栄養素が配合されたフードが望ましいです。狩りをし生活している野生の猫と比較すると、ペットとして飼われている猫は運動量が少なく、食事やおやつが飽和な環境にいるため、肥満傾向にあります。また去勢避妊の手術を終えている場合は、ホルモンバランスの変化によってさらに太りやすくなります。
猫にとって消化しやすい良質な動物性たんぱく質の配合量に着目し、愛猫の嗜好に合わせて主原材料のたんぱく源を決定すると良いでしょう。1日の摂取量を守り、おやつを与える場合は、ごはんを少し減らすなど、与える量の調整も必要です。
犬に比べ種別によって個体差は少ない猫ですが、種別による特徴に配慮したキャットフードの選択もできます。ノルウェージャンフォレストキャットなどの大型猫の場合は、関節ケアが配慮されていたり、シャムなどの顎が小さい小顔の猫には、粒の形状が細長くなっていたりするものがあります。維持期のフードは種類が多く、愛猫の好みに合わせて味や形状の選択ができるので、色々な種類を試してみると良いでしょう。
消化や関節のサポートをする「シニア用フード」
シニア期は内臓の消化能力が低下するため、消化によいものや、関節や筋肉の機能が低下するのでサポートできるフードを選びましょう。
猫は7歳を過ぎた時期から高齢期に入るとされており、グルコサミンやコンドロイチン硫酸が配合された関節ケアのフードがおすすめです。内臓機能は、7歳頃と11歳を過ぎた高齢期とでは、体質が異なっています。
7歳頃は食欲の変化はあまりありませんが、運動量が徐々に減っていき太りやすくなっていくため、肥満に注意が必要です。11歳を過ぎたころからは、消化機能が低下し、食欲も減退し痩せやすくなるので、しっかりとエネルギーを補えるたんぱく源が配合されたフードを選択してください。
15歳以上のハイシニア期には、歯や顎の力が衰えて、噛むことが苦手になり、ドライフードを上手く消化できなくなっている場合があります。上手く食べることができない時には、お湯でふやかしたり、ウエットフードへの切り替えも検討しましょう。
猫の食事で注意すべきポイント
猫の食事で注意すべきポイントは、新鮮な食事を用意すること、ドライとウエットの使い分け、吐き戻しやアレルギーに配慮されていること、猫に多い疾患、腎機能や尿路系に配慮されていることです。
それぞれ詳細を解説しているので、内容を確認してみてください。
新鮮な食事を好む猫のため、使い切りタイプを使用する
猫は新鮮な食事を好むため、使い切りできる個包装になったタイプのキャットフードの選択が望ましいです。
狩りをしてすぐに獲物を捕食して生活していた猫は、新鮮で香りの良い食事を好む新鮮肉食者、1日に何回も食事をする少量頻回採食者に分類されます。
猫は、満腹になったタイミングで喫食量を制限できるため、置き餌でも問題ないとされていますが、長時間置きっぱなしにしたフードは、香りがなくなり、嗜好性を低下させます。衛生面でも良いとはいえないため、1回の餌の量を2∼3回に分けて与えるようにしましょう。ウエットフードを与える場合も、体温と同じ温度に温めた方が嗜好性が高まります。
ドライフードとウエットフードを使い分ける
キャットフードは主にドライフードとウエットフードの形状があります。普段の食事でどのように使い分けるべきか、メリットデメリットがあるため、場合によって使い分けることが大切です。
ドライフードとウェットフードのメリットとデメリットは以下のとおりです。
愛猫の嗜好性や必要な機能に応じて使い分け、ご飯の時間によって変えたり、混ぜ合わせて与えたりと併用していくことをおすすめします。経済面や衛生面も考慮し、与えやすいものを選ぶことも重要です。
吐き戻しが多い際は吐き戻し軽減フードを使用する
吐き戻しの頻度が多い場合は、吐き戻し軽減のフードを利用します。
猫は健康に問題なくても頻繁に吐くことがあります。吐く理由は、毛づくろいで飲み込んでしまった毛玉を吐き出すためがほとんどです。毛玉は排便時に便と一緒に体外へ排泄されますが、胃の中に残っている場合には、不快に感じ吐き出してしまいます。特にペルシャやラグドールなどの長毛種は嘔吐頻度も多く、飲み込みにくくするためにブラッシングなどの日常のケアが重要です。
食事を食べた直後の嘔吐は、食べ過ぎや早食いで空気を多く吸い込んでしまっている可能性があります。多頭飼いで取り合いをする環境や、急なフード変更は嘔吐が起こりやすいので注意が必要です。胃に入るとすぐに粒が溶けて崩れる性質を持つ吐き戻し軽減フードを利用することで、胃の中でフードが膨張することなく吸収することができます。
消化器疾患やウイルス性の感染症になっている場合でも嘔吐をするので、吐き出すものが毛玉ではない場合や、嘔吐頻度が多い場合は、必ず獣医に相談し、猫の健康状態を確認しましょう。
アレルギーに配慮した原材料を選ぶ
食事によるアレルギーがある場合は、アレルゲン物質を排除した原材料を使用しているフードを選択することが重要です。
食物アレルギーがある場合、フードを嘔吐したり、下痢を起こすことがあり、皮膚を掻くことで脱毛の症状が現れます。アレルギー物質の特定は難しく、過去に食べたことないたんぱく質や、アレルギー反応の出にくいペプチドレベルまで分解されたたんぱく源を利用している治療食を選びましょう。
猫は、トウモロコシや小麦、米等の穀物でアレルギーを起こしやすいため、グレインフリーのキャットフードを選択することもおすすめです。また、動物性のたんぱく源がアレルゲンになる場合もあるので、フードを選択する際は、できるだけ少ないたんぱく源で構成されているキャットフードを選ぶとよいでしょう。
猫に多い疾患に配慮したフードを選ぶ
猫に多い疾患のひとつに泌尿器系疾患があり、腎機能や尿路系の疾患が当てはまります。泌尿器系の疾患は30%くらいを占める猫の死因1位でもあります。
疾患に配慮したフードを選択することで、より健康に過ごすことができるため、必要に応じてケアに特化したキャットフードの選択をすると良いでしょう。
疾患別におすすめのキャットフードを紹介します。
リンやナトリウムのバランスが調整された腎機能のサポート
腎機能の疾患が多い猫の食事は、リンやナトリウムが調整されているフードを選びましょう。
慢性腎不全になった場合は、たんぱく質やリン、ナトリウムが腎機能の負担になるため、これらの栄養素を制限し、炭水化物や脂質からエネルギーを摂取する必要があります。栄養成分の調整されたフードは腎機能の低下を抑えることができるため、健康なうちから腎臓に負担をかけにくい食事を考慮すると良いでしょう。
肉食動物である猫は高たんぱくの食事を好むため、高たんぱくの食事が適切であると考えがちですが、適切な量のたんぱく質の摂取が求められます。必要以上のたんぱく摂取は、体内でエネルギーとして消化できません。
成猫の場合、たんぱく質含有量が30∼45%程度の、必須アミノ酸のバランスが良い、良質なたんぱく質を使用したフードを選びましょう。
ペット栄養学会誌 第22巻 第1号(2019年4月) (jst.go.jp)
㏗調整された尿路系のサポート
猫は尿路系疾患の感染症や閉塞などの疾患にかかる割合が高く、尿路系のケアに配慮したフードを選択することも大切です。
尿路系のケアに特化したフードは、㏗調整されているフードを指します。健康な猫の場合、尿は通常㏗は6.0~7.5ですが、酸性に傾くと数値が低くなり、アルカリ性に傾くと数値が高くなります。
若年の猫で発症しやすいストラバイト結石症は、フードに含まれるマグネシウム量が多い場合に、尿中へマグネシウムの排泄量が増大し、結石を形成し、尿がアルカリ性に傾きます。ストラバイト結石で閉塞を起こしていない場合は、尿を酸性化し結石を溶解する目的で、たんぱく質、リン、マグネシウムを制限する食事療法が適切な治療です。
高齢期に発症しやすいシュウ酸カルシウム結石症は、フードのカルシウム量が多い場合に、尿中へのカルシウム排泄量が増大し、結石が形成され、尿が酸性に傾きます。シュウ酸カルシウム結石の場合、食事療法による溶解はできないので、結石ができないように予防していくことが必要です。
食事に含まれるミネラル量のバランスが悪いと尿が酸性、アルカリ性に傾いてしまうため、理想的な配合バランスになっているフードを選びましょう。十分な水分摂取も尿の㏗を安定させるための重要なポイントになるため、水分摂取量を気にかけてあげることも大切です。
猫は食事だけでなく水分補給も大事
猫は食事だけでなく水分補給も重要な役割があります。
猫の身体の60∼80%を占めている水分ですが、水分補給が苦手な動物と言われています。1日に必要な水分量は環境や気温、年齢、体重によって差はありますが、平均50ml/㎏程度です。
食べているフードの形状によって含まれている水分量は下記の通り異なるので、ドライフードのみの場合は、積極的に水分補給できる環境作りをしてあげましょう。
- ドライフード水分含有量10%程度以下
- ウエットフード水分含有量75%程度
猫は流れる水や新鮮な水を好みます。水道から直接水を飲もうとしている猫の動画を見たことがある方も多いのではないでしょうか。猫用の自動給水機の活用は、フィルターを使用し新鮮さを維持できるためおすすめの方法です。
好きなタイミングで飲めるように、色々な場所に設置することも良いでしょう。猫によって好みが異なるので、興味を引く水分摂取の方法を確かめて見てください。
愛猫のためのおすすめプレミアムフード3選
プレミアムフードとは、ヒューマングレードのキャットフードで近年注目度が高い商品です。危険な添加物を使用していないため安全性が高く、人と同じ基準のこだわった食材をしているという特徴があります。
筆者のペット猫3匹で検証した、おすすめのプレミアムキャットフードを3つご紹介しますので、参考にしてみてください。
食いつきバツグンな「カナガン」
カナガンはイギリス産のキャットフードで、高たんぱくで香りが良いと評判のフードです。
おすすめポイント
- 原料の60%以上が良質なたんぱく質を使用で主原材料はチキンとサーモン
- 穀物不使用のグレインフリー
- 香料や着色料など合成添加物が不使用
- サーモンオイルの使用でEPAやDHAが含まれているから、皮膚や心臓、血管を丈夫にする
筆者の猫の食いつきが一番良かったフードは、カナガン「チキン」でした。初めに香りで美味しさを判断する猫にとって、袋を開けたときの香りの強さは重要なポイントです。普段、置き餌で生活をしているため、一度で食べきれず残すことが悩みでした。新鮮なものを食べてほしいと少量ずつあげるのも大変なため、一度にしっかりと食べてくれるフードは使いやすいと感じています。
長期保存をせずに小ロットから丁寧に製造を行っているため店頭販売は行っておらず、公式サイトやネットショップでの購入が基本です。定期的に購入する場合、割安になるサイトもありますが、より新鮮で安全な商品を購入できる公式サイトから購入することをおすすめします。
新鮮なお肉を使い香りにこだわった「オリジン」
オリジンはアメリカ産のキャットフードで「猫本来の食事」に基づいてフードの開発を行っていることが特徴です。
おすすめポイント
- 動物性の高たんぱく、低炭水化物なフード
- 生の原料を加工する香りにこだわった製造方法で嗜好性が高い
- 動物性原材料90%、野菜フルーツ10%で構成で
- 栄養価が高く少量で十分な栄養摂取ができる
筆者の猫は、幼少期から5歳ごろまで使用していました。幼少期から成長期の時期は高たんぱくの食事が望ましく、毛並みや便通が良く、愛用していました。
注意する必要があると感じたことは、少量で栄養が十分に取れるフードのため、食べ過ぎて太ってしまったことです。高齢期になる前にフードを見直しましたが、多頭飼いで置き餌の場合は、与える量の調整が難しいので、より慎重にフードを選ぶと良いでしょう。
比較的安価で高たんぱくな「ニュートロ ワイルドレシピ」
ニュートロのワイルドレシピシリーズはニュートロシリーズの中でも、高たんぱくにこだわったキャットフードです。
おすすめポイント
- たんぱく質40∼42%以上の高たんぱくフード
- オメガ3やオメガ6の必須脂肪酸が配合され、皮膚や毛並みを良くする
- 穀物不使用のグレインフリー
- 比較的安価で購入可能
筆者の場合、経済的にも優しいニュートロは、味のバリエーションがチキンやサーモン、白身魚など多くあり、飽きが来ないようにフードローテーションできるため、継続的に使用しています。飽き性な猫のために、主原材料を変え、味に変化をつけることもおすすめの方法です。同じメーカーでフードローテーションすることによって、アレルギーの発症を防ぐこともできます。
まとめ
本記事ではキャットフードを選ぶ際のポイントについて解説をしました。フードを選ぶ際に重要なことは、下記の3項目を意識することです。
- 総合栄養食を選択する
- 主原材料に動物性たんぱく26%以上使用しているフードを選択する
- ライフステージや注意するポイントを抑えたフードを選択する
キャットフードを選択する際は、愛猫のニーズに合わせ、おいしく食べてくれるものを、正しい知識で選択できるようにしましょう。